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FAQ(よくある質問と回答)

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目次


100時間ワークショップとは?
100時間という制約の中で異なるバックグラウンドのヒトがチームを組み、 新技術のプロトタイプを開発する新しい試みです。参加チームには、研究支援費(RA費)100時間相当の研究費が支給されます。PBLの一種と言えます。
PBLとは何ですか?
PBLとは、プロジェクトまたはプロブレム・ベースト・ラーニングのことで、日本語では問題設定解決型学習法と呼ばれています。「P」にはプロジェクト、プロブレム以外にプロセス、プロダクト、ピープルの意味も含まれています。PBLは、社会で起こっている事柄を題材として、グループで取り組み、問題がどこにあるかという問題設定能力を養い、考えるプロセスやチームワークを学習する手法です。社会のニーズを読む、つまり問題設定能力のある技術者が必要とされるようになったことから、工学教育に取り入れられるようになりました。
100時間ワークショップはどちらかと言えばニーズよりもシーズ駆動型の企画ですが、近未来のニーズを読んだ上でのデモンストレーション開発であり、プロジェクトを通じた学習という意味で、PBLの一種と言えるでしょう。
参加者の特典は?
参加者の学生にとっては、アルバイトになる、新しい技術の勉強ができる、コラボレーションの経験が積める、競争的資金獲得の実績としてCV(履歴書)に書ける、学生先生問わず人脈ができると、メリットの大きい企画になっています。
一方、参加者の指導教員にとっては、指導学生がパワーアップするというメリットがあります。
参加者アンケートによると、コラボレーションの体験ができるというところに、最大のモチベーションがあるようです。
なぜ100時間なのですか?
時間的、資金的理由によります。

企画を立てるにあたって、以前からある仕組みを壊さずに、うまく相乗効果を持たせることができる新しい仕組みにしたいと考えました。以前からある仕組みとは、学生が特定の研究室に所属し特定のテーマを進めるという、大学における研究教育スタイルを指します。

そのためには、あまり長期間に渡ると、学生が所属する研究室の理解が得られないと考えました。100時間というのは、例えば2人のチームを作り、一日10時間ずつ5日間集中して作業する場合に相当します。夏休み、お盆休みに一週間のんびりする代わりに、一週間いつもと違うテーマで研究開発を行い、アルバイトをする、といったことを想定して100時間という時間を割り出しました。

また、大学院生の大学におけるTA、RA費の相場は時給1000円程度です。100時間分10万円という費用も予算として準備しやすいと考えました。
100時間ワークショップの目的は?
研究、教育、教育研究という三つの側面があります。

一つ目は、二つ以上の技術を融合して新技術を開発することです。このための方法として、異なる学科や専攻に所属する学生が研究交流する場を企画しました。専門知識と技術を実践的に身につけつつ開発している大学院生を主として想定しています。
二つ目は、異分野の専門家と主体的に共同研究する経験を積み、コラボレーションスキルを身につける機会を、学生に提供することです。研究交流は、融合技術の開発という観点からは手段ですが、教育という側面からは目的でもあります。
三つ目は、コラボレーションを支援する情報システム環境を開発することです。ワークショップを実施し、そこで得られる知識やノウハウを共有する仕組みを実施しながら作っていきます。

まとめると、融合技術の開発するために(研究)、
異なる専門のヒトが研究交流する場を作り(教育)、
さらにこれを支援するための情報システム環境を作る(教育研究)
ことを、ワークショップ活動を通じ実現します。


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